五稜鏡記

写真機についての感想、主にKマウント機。

Kマウント機のロードマップに関する覚え書き2017年1月版

KP という変化球(に見える球)が投げられたために、前回の覚え書きを破棄しなくてはいけなくなりました。昨年4月の熊本地震の影響という説を出している方もいらっしゃいまして、平穏・平和な日常にあらためて感謝したくなるところ、KP であーだこーだ言えるのも広い目線で見れば幸せなことかと思います。

地震説を出している八百富写真機店ブログでも、このカメラの位置づけをしつこく丁寧に説明されているとおり、ロードマップを予想するのも大変難しくなりました。さらに難しくしているのが、この噂。

この記事の元ソースでは between the K-01 and the K-1000 と記されていますが、KP と混同している可能性も排除できません。とはいえ、KP からペンタプリズムがなくなればかなり小さい機種ができるのでは・・・との思いが頭をよぎったのも事実。妄想全開で今後のロードマップを予想していきます。

 KP のスペック比較の記事で触れたとおり、KP はハードウェアとしては K-3II に近い立ち位置ながらあくまで中級機としての商品企画で、上級機は別に出るという予想が立ちます。K-1 が出るまでのラインアップが、上級機=一桁機、中級機=二桁機だったわけですが、今後一桁機はフルフレーム機として位置づけて、APS-C 機を3~4機種用意するラインアップになると思われます。APS-C は、K-3II までの一桁機の価格帯を中級機とし、K-70 までの二桁機の価格帯を普及機に、そして入門機としては K-S1 や K-01 のような一般受けする価格や変わり種を用意すると見ます。

そんなわけで、今回はこういう予想となりました

  Full-
frame
APS-C
上級機 中級機 普及機 入門機
想定初値 25万円 18万円 12万円 9万円 7万円
2015 1H     K-3II K-S2 K-S1
2015 2H    
2016 1H K-1   K-70
2016 2H  
2017 1H   KP K-02 ?
2017 2H K-3III ?
2018 1H
2018 2H K-90 ?
2019 1H KPII ?
2019 2H K-1 II ? K-03 ?

噂では春に発表されるという K-01 後継のミラーレス機が来て欲しいなぁと。ペンタプリズムを乗せても小さい KP の小型化技術と K-70 の像面位相差センサーを使ったミラーレスが来たら、物欲を止めるのが不可能になるのではないかとガクガクブルブルしながら待ってます。

APS-C 上級機は、仮に名称を K-3III としていますが、多分別の新たな名前が与えられると思われます。予想では今年後半にしていますが、クリスマスセールに併せたローンチか、もしかしたら来年前半にズレ込むかもしれません。他社とスペックで負けないように、秒間10コマでバッファもたっぷり積んでSDカードインターフェースにUHS-IIを採用する連写機になろうかと思います。

ここで留意しないといけないのが製造能力の問題でして、従来3機種を基本としていたのに、5機種扱うことになるのは難しい部分があろうかと思います。現在も K-S1 が公式ページに載っていることから推測すると、APS-C 中級機以下3機種については売れ行きも見ながらディスコン発表前にある程度作っておいて、徐々に流通経路を絞りながら売り切るという流れになりそうです。K-3II はディスコンではありませんが、すでに製造ラインは KP に譲り、今後は倉庫にあるものを順次出荷して、出荷し終わったらフェードアウトしていくのではないかと推測します。

KP の予約価格を見ると、K-1 や K-70 がスペック相応の実勢価格で初値がついたというのは販売店からすれば利益が取りにくいので嫌だったのかもしれません。初物価格は様子見したほうがいいかも。でも、K-02 が理想の形で来たら物欲は止まらないでしょうからお願いしますよ。