五稜鏡記

写真機についての感想、主にKマウント機。

いよいよ K-1 リリースへ

ごぶさたしてしまいました。その間にペンタックスフルサイズ機のティーザーサイトが3回更新していましたが、FA Limited と DFA24-70 と DFA150-450 の記事でした。ティーザーサイトなのになぜかレンズの事ばかりで、肝心の本体はどうなってるのかさっぱり出てきません(相変わらずの広告下手さ加減にはなぁ、父ちゃん情けなくて涙が出てくらぁ)

そんなこんなしているうちに、デジカメinfo さんの方に情報がお漏らしされていたりしています。

正式発表まもなくと言う雰囲気になってきました。もう少しすれば正式なスペックやギミックはわかってくるので、今は言及しませんが、楽しみです。

ティーザーサイトがレンズの説明ばかりしているので、フルフレームとして使えそうなレンズをまとめてみましょう。

DFA ズームレンズ

DFA 15-30mm F2.8 ・・・近日発表見込み。タムロンA012のOEMとの噂あり。

DFA 24-70mm F2.8 ・・・発売済み。タムロンA007のOEMの模様。

DFA 28-105mm F3.5-5.6 ・・・近日発表、K-1キットレンズとなる見込み。

DFA★ 70-200mm F2.8 ・・・発表済み。2016年4月発売予定。

DFA 150-450mm F4.5-5.6 ・・・発売済み。

5本見込み。OEMだったり発売が1年ぐらい延期されてるものの、形としてF2.8通しのズーム3本は確保されました。純血主義の方や防塵主義な方は不満もあるでしょうけれど、光学性能は他社純正ズームに優るとも劣らないとの評価のようですので、ズームが必要な方は十分かと思われます。そう言いつつ、私が入手予定なのは DFA★70-200 と DFA150-450 だけだったりと言行不一致ですが・・・だって標準域は単焦点使いたいですし、出目金レンズは自分の取扱に不安があるので対象外ですもん。

DFA 単焦点レンズ

DFA MACRO 50mm F2.8 ・・・2004年10月発売。絞りリングあり。

DFA MACRO 100mm F2.8 ・・・2009年10月にWRをつけてリニューアル。

まだフィルム機が残っていた時代に企画された2本だけです。寂しいラインアップですね。今度の新レンズ発表時にレンズロードマップが更新されるので、どこまで予定が入るのかが楽しいような不安なような。DFA100 を持っていますが、マクロとしては少し長すぎると感じています。フルフレームで適切な画角になりそうで楽しみです。

FA Limited 単焦点レンズ

FA 31mm F1.8 Limited ・・・これをフルフレームで使いたいとの声が聞こえる。

FA 43mm F1.9 Limited ・・・フルフレームでは真の標準レンズ。影が薄いけど。

FA 77mm F1.8 Limited ・・・FA★85無き後の中望遠スピードレンズ。

これらのレンズのために「レンズからボディを生やす」人が居そうです。DFAとしてリニューアルしてほしい声をネットで見かけますが、今の状態でもそれなりに売れているレンズをリニューアルするよりは、他の製品にリソースを割いたほうが良さそうな。周辺画質とか怪しそうな気がしますが、ボケ味にこだわったレンズですので、隅々まで決まった描写でなくても使いこなしで対応できるしょう。これらは入手済みです。

FA 単焦点レンズ

FA 35mm F2.0 ・・・1999年5月発売でFA43よりは新しい。

FA 50mm F1.4 ・・・1991年10月発売の最古参レンズ。

2015年2月のレンズロードマップ更新の際、中の人からも忘れられて記載落ちしていたという2本。当日中に修正されたとはいえ、中の人の意識からも落ちるぐらい影が薄いのですが、イメージサークルは当然フルフレーム対応。ただし、フィルム時代に入門レンズとして設計されているので、画質は現代風じゃないです。現代風なカリカリシャープなレンズはこれからも買えるでしょうけれど、柔らかい描写が好みの人は今のうちに押さえておくべきかも。安いですし。FA50 は入手済み、FA35 は CP+2016 に行く予算でこれを買おうか盛大に迷い中。「迷ったら両方IYH」という悪魔の囁きが怖い。

DA★ 単焦点レンズ

DA★ 55mm F1.4 ・・・開放で周辺減光あるようですが、F1.4だから許して(笑)

DA★ 200mm F2.8 ・・・FA★とほぼ同じレンズ構成。使えそう。

DA★ 300mm F4.0 ・・・ほぼ使えそう(歓喜)

DA★55 は周辺減光ありというのがネットでのもっぱらの評価ですが、2009年2月発売当時はどのレンズでもF1.4の開放での描写は大抵何らかの問題があったために許容されていたと思われます。現在はシグマやカールツァイスブランドが巨大な標準域のレンズを開発して隅々までバッチリということになってしまいましたので、性能的に劣ると見受けられますが、6万円を切る価格で売られていることを考えると十分かと思われます。DA★200 と DA★300 ですが、望遠についてはイメージサークルの大小でレンズの大きさがそう変わらないため(マイクロフォーサーズ用なのに DA★300 より大きく重い、オリンパス M.ZUIKO 300mm F4.0が好例)せっかくだからとフルフレーム対応にしていたのかもしれません。これらは入手済みです。

その他

DA 35mm F2.4 ・・・レンズ構成がほぼ FA35 と同じなのですが、フレアカッターがある分周辺減光への影響が大きいと思われます。FA35 を使いたいです。

DA 40mm F2.8 Limited / DA 40mm F2.8 XS ・・・パンケーキとビスケットですが、レンズ構成は M40mm F2.8 と大差ない(前玉が違うだけぐらい)ので使えるかと思われます。開放がだめだったとしても、少し絞ればいいかと。ただ、FA43がありますので、このレンズをわざわざフルサイズ機で使うのは筋が悪い気がしないでもないです。もともと持っているなら、マウントキャップとしてはとても優秀かも。

DA 50mm F1.8 ・・・もともと FA50/1.7 をベースに設計されているようで、使えるようです。DA★55 よりも適性があるという評価も。安い、美味い、はやいと三拍子揃ってます。けれど、わざわざそのために買うか?というとビミョーなところです。

DA 70mm F2.4 Limited ・・・周辺減光が大きく、絞らないといけない模様。絞るのが前提なら、FA77 を絞って使うほうがいい結果が出そうです。

DA 560mm F5.6 ・・・望遠はイメージサークルの大小でレンズの大きさがそう変わらないはずなのですが、この野郎は解放で周辺減光があるようです(怒)一段絞れば問題ないですが、頑張ってほしかったなぁ。

まとめ

フルフレーム対応ズームは揃う見込みですが、単焦点焦点距離別に並べると31,35,43,50,55,77,100,200,300 となり、31mm未満が全滅です。20,24,28 あたりの単焦点が必要ですね。

【2016.2.18追記】

フルサイズのイメージサークルを持つと明言されたDA系レンズは DA★200 と DA★300 と DA560 の3本でした。DA560 が正式対応していたというのは少々驚きでした。逆に DA★55 が明言されなかったのは意外でした。