五稜鏡記

写真機についての感想、主にKマウント機。

smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR 開梱

K-3を購入しようと、某写真機店のお気に入りをチェックしたら、DFA100WRが私の見る限りで過去最安値になっていました。1年半以上前からレンズの価格を不定期で記録してきていますが、42,000円程度が最安値でしたのに、いきなり4万円を切っていたのです。もともといつかは購入する予定でしたが、4万円を割り込むというのは心理的に大きな壁を突破してしまいました。

K-3購入すら予算の関係上かなり迷っていたわけですが、画面を見た途端に心拍数が上がるのが自分でもわかるぐらい動揺しました。大きく深呼吸をして、お風呂にでも入って冷静になって考えようと入浴したわけですが、そこで出た結論。

「イヤッッホォォォオオォオウ!」

まさに連鎖IYH。いや、冷静になって考えたんですよ。その証左に遺漏なくUVフィルターも同時購入しましたし。K-3用のボディマウントキャップ買うの忘れてましたが・・・

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外装は旧意匠で、写真からはRICHOの文字が見えません。底面の会社名は PENTAX RICHO IMAGING CO., LTD. となっていました。"DIGITAL & FILM" の文字が時代を感じさせてくれます。他のレンズはRICHO銘の入ったシルバーの意匠に変更されつつあるのですが、DFA100WRは変わっていません。

レンズ購入前に、アメリカのアマゾンで次ような記載になっているのを把握していました。"Pentax 100mm f/2.8 WR D FA smc Macro Lens for Pentax Digital SLR Cameras (Discontinued by Manufacturer)" 製造終了品となっていたのです。

外装が変更されていなかったのは、製造終了を予定していたからだと推測されます。2013年8月1日以降 PENTAX RICHO IMAGING の社名が使われていないので、DFA100WRの製造終了は前から予定されていたのだと感じています。近々このレンズはリニューアルされると考えるのが自然です。

リニューアルされるということは値段が上がるということになります。パープルフリンジが出やすいこと以外、解像等は定評のあるレンズですので、HDコーティングへの変更程度で値段が上がるとすれば、リーズナブルなレンズといえなくなります。また、DC化等も含めた変更であるとすれば、新レンズ相当の値付けになり大きさや重量への影響もさけられません。

そんなこんなで、今年の予算はとっくに突き抜けている状態なのに、このレンズも以前からの購入予定に従って買ってしまいました。このレンズを買ったので、予算を突き破ってまで買うレンズはなくなりました。懐事情が回復するまではおとなしくしているつもりです。(DFA150-450?あれはいいものだ)

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開梱するとレンズケースに入った状態で梱包されていました。レンズケースはS80-120です。キットレンズ系で指定されることが多いレンズケースです。

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レンズケースから出したときの第一印象は「小さい」です。それなりの重量が感じられるので、ギュッとレンズが詰まった凝縮感が伝わってきて、良い仕事をしてくれそうな予感がします。これほど小ぶりなレンズだとは思いませんでしたので、テンションが上がりました。フードは評判どおり深いフードになっています。取扱説明書はリコー銘が入ったこのレンズ専用のものです。外装は旧意匠なのに、取扱説明書は現行意匠というのも妙な取り合わせです。いろいろと想像をかきたてられます。

この3ヶ月程度の期間で立て続けにレンズを購入したので、まだ他のレンズの使いこなしも追いついていない状態。しばらくは眺めてニヤニヤすることになりそうです。