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五稜鏡記

写真機についての感想、主にKマウント機。

SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM 1stレビュー

85mmF1.4のスペックはポートレートに最適らしいのですが、ポートレートを撮るのはいろいろと準備が必要で気をつかうので、植物園に行きました。やってきたのは服部緑地都市緑化植物園です。

服部緑地都市緑化植物園は、伊丹空港南端千里川土手の4kmほど東方にあります。

規模はそんなに大きくありませんが、ちょっと花を撮りたくなったら寄ってみるのもいいかと思います。この日は服部緑地の駐車場に車を止めました。ファーストショットは何になるのかなぁ~と気持ちを高ぶらせつつ植物園に向かった矢先、頭のすぐ上で鳴き声が。鳴き声のするほうに目をやると、低い枝に鳥の姿が。自然とレンズを向けてシャッターを切りました。

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PENTAX K-3,SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM,85.0mm,1/180,f9.5,ISO280 Flickrで見る

ちょっとアンダー目ですが、白トビするよりはよいでしょう。なんという名かはよくわかりませんが、けっこう低い枝に止まってくれて、鳥屋さんでもない私でも撮る機会の多い鳥です。絞り込んだこともあって、しっかりとピントが合ってくれました。7枚ほど撮りましたが、このファーストショットを上回るものはありませんでした。幸先良かったと思います。

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PENTAX K-3,SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM,85.0mm,1/250,f4.0,ISO400 Flickrで見る

植物園に向かう途中に出会った、林の向こうのまぶしい新緑。少し汗ばむ程度の心地よい気温、爽やかな風。梅雨の前の一番いい季節です。

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植物園の西口にやってきました。公園付属の植物園は公園の中にあるのが普通ですが、ここは服部緑地本体とは道を隔てた離れのようになっています。林の中を少し歩いて入園口へ。

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PENTAX K-3,SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM,85.0mm,1/1500,f1.4,ISO100 Flickrで見る

絞り開放の逆光で撮りましたが、シグマレンズらしいキレです。絞り開放だと被写体によってはパープルフリンジが出ることもありますが、FA Limited や DA★200 よりは出にくいです。被写界深度は当然ながら狭いですが、ピントのあったところの葉脈はしっかり描写されています。また、ボケもなだらかです。プロダクトライン発表前の2010年発売(キヤノンマウント)のレンズですが、現行Artラインの嚆矢ともいうべき優れた描写です。

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PENTAX K-3,SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM,85.0mm,1/1500,f1.4,ISO100 Flickrで見る

これも絞り開放で撮りましたが背景はほぼ溶けていますね。等倍でみると柔らかい描写だと感じますが、絞り込んでみましょう。

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PENTAX K-3,SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM,85.0mm,1/250,f4.0,ISO140 Flickrで見る

3段絞ってもf4.0の明るさですが、素晴らしい解像をみせてくれます。かといって、ギスギスした印象は受けません。ポートレート向けの焦点距離だけあって、カリカリすぎるのも良くない場面も多いかと思いますし、そのあたりが配慮されているのではないかと思われます。

APS-C機で使えば換算127mmなのでポートレートにはやや長いですが、K-1 で使うとボディに傷が付くので、改修されるまで待たないといけません。まだ K-1 を入手していない今の私にとっては全く問題ありませんが。

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PENTAX K-3,SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM,85.0mm,1/350,f4.0,ISO100 Flickrで見る

ピントの合ったあたりが浮き立つような描写を見せてくれます。

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PENTAX K-3,SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM,85.0mm,1/350,f2.0,ISO100 Flickrで見る

ドクダミの花ですね。この植物園の見所はハーブ園です。色々なハーブが植えられていて、一番の見頃は5月から7月。 ちょうどいい時期に来ることが出来ました。

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PENTAX K-3,SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM,85.0mm,1/1000,f1.7,ISO100 Flickrで見る

開放から半段絞りましたが、やや柔らかめの描写が花に似合います。前ボケ、後ボケともに素直な感じでいいです。

このレンズの最短撮影距離は85cmで最大撮影倍率は約0.12倍。ですので、作例は花を大写しにしたものはありません。ハイビスカスぐらいの大きさでないと大写しにすることはできません。花撮りをしているとこれが案外制約になりまして、寄れなくて撮影リズムを乱すことが多かったです。花撮りは DFA100 を使うことが多かったために、それに体が慣れてしまっているのでしょう。自分の感覚を修正しないといけないなと思いました。

このレンズはマクロレンズではないので、花を大写しにするというのはそもそもレンズ違いなのでしょう。かといって DFA100 は描写が硬めなので、柔らかい描写でもう少し被写体に迫りたいときはちょっと困ることになるかなぁと。そういう目的なら安くていいレンズがありますね・・・しかも直近値段が下がっているという・・・いやいやいや、連鎖IYHはまずいですぞ。Q-S1 も買わないといけないですし。