五稜鏡記

写真機についての感想、主にKマウント機。

DFA150-450 のための周辺機材(3)~マンフロット 雲台 MVH502AH

前々回の記事で購入決定したフルードビデオ雲台、マンフロットMVH502AHです。雲台にしては箱が大変大きくて、どんなぐらいの大きさなのか不安に思いましたが、箱を開けてみると・・・

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えらい上げ底でした。

 パーン棒が長いので、それに合わせて箱を作ったら上げ底にせざるを得なかったというところでしょうか。それでももう少し小さく作ろうとおもったらできているはずですが、この箱はさらにカートン詰めされてパレットに載せられるかコンテナ詰めされるので、その寸法との兼ね合いから箱が大きくなったのかもしれません。以前勤めていた会社の設計者の方が、梱包の設計も大事なんですよと教えてくれたことを思い出しました。

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中身です。とっても・・・大きいです。説明書とマンフロットのことを記したカラー印刷の小冊子がついてきました。小冊子を添付するあたり、イメージ作りがうまいと感じます。

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K-3 と DFA150-450の組み合わせで設置してみました。やっぱり大きいですね。バランサー対応が4kgとあって、この組み合わせでもバランサーがきちんと働いてくれました。ただし、DFA150-450 はズームで鏡筒が伸びるので、伸びたときと縮んだ時の重心移動によってバランスが変化するため、ある程度妥協して調整しなければなりません。その場合は一番伸びた時より若干短い目を基準にするほうがいいようです。また、パーンする際の効きがコントロールできるので、動きにくいように設定すれば、いわゆる「カックン」になりにくいです。少し操作に慣れる必要がありますが、大変便利な雲台です。DA560 でも安心して設置できます。

ビデオ雲台はレンズをタテとヨコに振る動きには対応していますが、レンズ自体を回転させる動きには対応していません。ビデオ三脚ならボール型の接続で傾きを調整して設置できるのでいいのですが、スチル用三脚だと脚の長さを調節して傾きを補正した上で水平をとらないといけません。水平な平地なら三脚の脚の長さを揃えればいいのですが、段差や斜面に設置する際はこの補正が面倒です。なんとかならないかと思って調べると、その問題を解決するものがあります。それは次回の記事で。