五稜鏡記

写真機についての感想、主にKマウント機。

K-02の夢想を現実化したミラーレスがシグマから発表される

今日はシグマより新製品発表ラッシュがありました。例によってKマウントは関係ないのですが、注目したのはAPSミラーレスカメラです。

自社レンズの性能を引き出すボディがついに出てきたという印象です。キヤノンがEOS Mにあまり力が入ってなかったり、ニコンは1インチセンサー機しか用意できず、APS-C以上の大型素子のミラーレスがソニーの独壇場となっていた状況で、市場を切り取りに攻め込んできたという意欲的な製品です。しかも、自社マウントであるSAマウントレンズとソニーEマウントボディのマウントアダプターまで用意するという周到さ。

これはとても気になります。さすがにお金が足りないので購入することは今のところ考えられないですが、Kマウントに対応していない魅力的なレンズが多数あるので、何かのきっかけがあれば買ってしまうかも・・・DFA150-450 が出なければ、Σ150-600S を使いたいためにニコンキヤノンのボディを検討していた過去があります。ついに本命が出てきたという思いが強いです。

この sd Quattro の形状は、薄い本体からマウント部分が突き出しているのが特徴。フランジバックキヤノンEFマウントと同じなので、ミラーレスとはいえ距離が必要なのです。

ペンタックス K-01 はもともとレフ機の本体設計を流用したために「弁当箱」や「レンガ」と称される奥行きのあるゴロンとした姿になりましたが、専用設計にすれば 薄い本体にマウント部が突き出した形状にすることができると思っていました。sd Quattro はまさにそのような形状です。

個人的な夢想として、もしK-02をデザインしろと言われたら、フィルム機の LX のような横長の形状で、マウント部が突き出しているものを考えるでしょう。ノスタルジーな製品といえば、MX-1ペンタックスから出ていますが、あの姿をKマウントミラーレスにできないものか・・・と考えてしまいます。

Kマウントのボトムを担った K-S1 が終売になりつつありますので、代替機が発表されてもいい頃合なのですが、このタイミングで K-1 が発表されました。もしかしたら、防塵防滴を省略したボトムラインは姿を消して、K-1 / K-3II / K-S2 で3機種体制を維持するのかもしれません。

ミラーレスは別途リコー銘にして出してもらうのもいいかも・・・ XR-1 とか XR500 とかもありましたので・・・