千里川土手で撮る~HD PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6
千里川土手のいいところは、レンズを選ばないところ。超広角から超望遠まで、レンズにあわせた撮り方が容易に見つかるのが素晴らしいです。というわけで、あえてキットズームの DA18-50RE を使ってみました。
すでに色あせて文字も見にくくなった看板。立ち止まらないで下さいとお願いされているわけですが、さすがに色あせた建前看板に気を留める人はいません。
航空機進入路直下で撮影するわけですが、換算27.5mmではおさまりきれない大きさになります。これだけ近い距離で航空機が進入するわけですから、大型機が来ると砂が巻き上げられるほどの空気の渦が発生します。昔はジャンボ機が着陸していたのですから、その様は壮観だったことでしょう。
残念ながら現在は定期便でジャンボ機が着陸することはありません。もともとは伊丹市が「大阪国際空港撤去都市宣言」をしていたので国は関西国際空港を作り、そちらに集約する方針を進めていたのですが、当の伊丹市が手のひらを返して「大阪国際空港と共生する都市宣言」するわけですから、勝手なものです。その影響でこの千里川土手も建前看板1枚のみで開放されているのかもしれませんので、不用意なことは言えませんけれど。
PENTAX K-3,HD PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR RE,18.0mm,1/1500,f8.0,ISO400 Flickrで見る
換算27.5mmでは直下の撮影は難しいので、少し離れたところから全体を収めます。
PENTAX K-3,HD PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR RE,50.0mm,1/3000,f8.0,ISO400 Flickrで見る
これはA滑走路に着陸進入する飛行機です。この日は秋の雲がきれいでした。
PENTAX K-3,HD PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR RE,30.0mm,1/750,f11.0,ISO400 Flickrで見る
換算46mmでほぼ標準画角。カメラを向ける人もおれば、日傘と椅子持参で航空無線に耳を傾ける人もおられます。見学がターミナル棟のデッキに限られてしまう海上空港とは違い、思い思いに楽しめるのがいいですね。
PENTAX K-5IIs,HD PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR RE,50.0mm,1/6000,f11.0,ISO400 Flickrで見る
日差しがあると、露出補正が難しかったです。空の色を重視すると、どうしても飛行機は黒つぶれしてしまいます。K-3 よりも K-5IIs のほうが色が濃く出る傾向があるのかもしれませんが・・・
PENTAX K-5IIs,HD PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR RE,18.0mm,1/4000,f6.7,ISO400 Flickrで見る
修正するなら、アンダーを持ち上げて機体下部の濃紺と濃紅を出したいですね。逆光耐性が良くないレンズだとゴーストやフレアが出そうな画です。DA18-50RE のコストパフォーマンスは素晴らしい。
PENTAX K-5IIs,HD PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR RE,18.0mm,1/2000,f9.5,ISO400 Flickrで見る
広角端での奥行きのある遠近感と秋の空は相性がいいです。飛行機がない方がいい画だったかも(笑)