五稜鏡記

写真機についての感想、主にKマウント機。

ペンタックスのフルフレーム機、2016年春発売予定

ティザーサイト出現。

www.pentax.com

CP+2015にて、2015年内発売を目指して開発中と発表されていたフルフレーム機は、2016年春ということにスケジュールが決まりました。予定は未定であって決定ではないということで、このスケジュールも遅延の可能性がありますが、はっきりと発売時期を明言したのはこれが初めてです。

しかし、Spring と言っても、定義は様々。

日本の暦の上では立春から立夏までの間、2016年2月4日から5月5日まで。天文学では春分から夏至までの間、2016年3月20日から6月21日まで。ティザーサイトには "Spring Debut" と明記されていますので、4月~6月ぐらいに登場すると考えるのが一般的かと思いますが・・・

地球は丸い!

南半球では秋分から冬至までの間と言える!

CP+2016で発表と思うのは間違っている!

Photokina 2016まであと1年待て!

えーっと、こういうひねくれた考えを持ってしまうのは、DFA★70-200 が半年も遅延してるからであって・・・とはいえ、がんばって開発を進めて欲しいです。

それから気になるのが、ティザーサイトに表示されている画像を反転させて明度とコントラストをいじると・・・AFカプラーが省略されているような気がしてならないです。

 

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右下のバヨネットの爪の一番上あたりにAFカプラーが付いているのですが、文字どおり影も形も見当たりません。バヨネットの爪のあたりに明暗さがついているので、AFカプラーの輪郭ぐらいは写りこむはずなのですが、どう画像をいじってもまるで出てこないのです。

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 比較するために K-3 のマウントを撮影しましたが・・・うーん、右側のネジも写りこんでいないことを考えると、AFカプラーがないと断定するには早計でしょうか。AFカプラー廃止でボディ側がKAF3マウントになる可能性もあるかも?ぐらいの軽い受け止めでいいと思います。

AFカプラーが廃止されると、DFA50 DFA100 FA系5本、計7本のレンズはMF運用になってしまいます。互換性を重視するのがペンタックス機の良いところですので、わざわざ機能を削るようなことはしないと見るのが正解じゃないかと。

新しいレンズを購入してもらうということを重視するなら商業的にAFカプラー廃止もありうるのですが、そうであればとてもじゃないですがレンズが足りません。過去のAFレンズをMFレンズに追いやるというのであれば、フルフレーム機を買う意味は相当薄れます。そんな選択はありえないと思うのですが・・・さて、どうなることやら。