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五稜鏡記

写真機についての感想、主にKマウント機。

smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited 実写レビュー

既に持っているレンズについて、少しずつレビューをしていこうかと思います。第一弾として FA31 Limited。名玉と言われつつも、その割には微妙な評価もわりとみかけるレンズです。

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PENTAX K-01,smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited,31.0mm,1/1000,f2.0,ISO100 Flickrで見る

縮小ではわかりにくいですが、開放付近では若干ソフトレンズ気味のフワッとした描写です。等倍で見れば、見る人によっては「ボヤボヤ」なんて評価を下されそうです。画像奥のボケの中にパープルフリンジが多発していたりしますが、開放からカリカリの現代的なレンズではみられないような独特のボケ方をしています。

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PENTAX K-01,smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited,31.0mm,1/350,f8.0,ISO100 Flickrで見る

絞れば山の稜線に生える木々もしっかりと表現してくれます。

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PENTAX K-01,smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited,31.0mm,1/180,f8.0,ISO100 Flickrで見る

色のりはこってり。

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PENTAX K-01,smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited,31.0mm,1/1000,f4.0,ISO100 Flickrで見る

最短撮影距離は30cm、最大撮影倍率は0.16倍ですので、マクロ的な使い方は難しいです。とはいえもともとは広角レンズなので、被写体にグイグイ迫って撮るのがよさそうです。

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PENTAX K-5IIs,smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited,31.0mm,1/1500,f2.0,ISO100 Flickrで見る

晴天下においては、開放でもピントの合ったところの描写はキレます。これは2014年の祇園祭で撮ったのですが、この年、大船鉾は蛤御門の変による焼失以来150年ぶりに鉾による山鉾巡行に復帰しました。

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PENTAX K-5IIs,smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited,31.0mm,1/180,f8.0,ISO100 Flickrで見る

FA31の真価を感じ取った、私にとって記憶に残る一枚。

開放F値が1.8というハイスピードレンズなので、ついつい開放付近ばかりで撮っていてぼんやりした画を量産していた私だったのですが、絞った時の描写のキレを感じさせられた一枚でした。もちろん、DA★300の凄まじいキレ味と比べるとオールドレンズ的な描写と言えますけれど、このレンズ1本でゆるフワな描写からキレのある描写まで撮影者の腕にしっかりと応えてくれるレンズだと思い知らされたわけです。

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PENTAX K-5IIs,smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited,31.0mm,1/90,f8.0,ISO100 Flickrで見る

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PENTAX K-5IIs,smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited,31.0mm,1/60,f8.0,ISO400 Flickrで見る

絞って被写体に近づくと、このレンズの持ち味であるボケとキレを一つの画面に収めることができます。キレてもカリカリにはならないので、花撮りが楽しくなるレンズです。

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PENTAX K-5IIs,smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited,31.0mm,1/6000,f2.0,ISO100 Flickrで見る

こってり、という表現で収まらないような濃い色のりですね。ちょっとアンダー気味になって失敗ですが、この色のりは独特の雰囲気があります。