五稜鏡記

写真機についての感想、主にKマウント機。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art 1stレビュー

つつじの名所との触れ込みに惹かれて、城陽市鴻巣山へ行きましたが・・・咲き終わってた!長岡天満宮に行った方がよかったと言っても後の祭り。しかしながら、本日のお題であるΣ18-35を試すには、薄暗い山の中の方がよかったのです(強弁)。

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PENTAX K-5 II s,SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art,18.0mm,1/1000,f1.8,ISO100 Flickrで見る

開放からカリッカリです。日時計の五時にピントを合わせていますが、ケチのつけようのない解像です。等倍で見てからExifを確認したときに思わず「えっ!?」と声が出てしまいました。

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PENTAX K-5 II s,SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art,26.0mm,1/250,f1.8,ISO400 Flickrで見る

夕方5時の日陰だとかなり光量は落ちますが、さすがF1.8のレンズだけあって高速シャッターが切れます。等倍で見れば、流れるようなボケになっていますので、大きくボカすとうるさく感じる場面も出てくるかもしれません。広角側に寄った標準ズームですので、そのような場面は意図して狙わないと作りにくいと思いますけれど。

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PENTAX K-5 II s,SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art,35.0mm,1/125,f2.4,ISO400 Flickrで見る

F1.8という絞り値は、ピントの薄さとの闘いになります。中央の花にピントを合わせたつもりでしたが、後ピンになってしまいました。ミリ単位の差でピンボケになってしまいますので、自分の体が前後に揺れただけでアウト。
もちろん、位相差AFの場合はレンズとカメラの相性でピントがズレていることもあるでしょうから、突き詰めたい人はUSB DOCKを買ってピント調整するしかないでしょう。私はまだ使い始めたばかりですので、もう少し枚数を重ねて判断しようかと思っています。ピントズレを把握し、許容できなければUSB DOCKを購入することになるかもしれません。

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PENTAX K-5 II s,SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art,18.0mm,1/500,f4.0,ISO400

意地悪なテストです。
太陽を入れて何枚か撮りましたが、ゴーストの出た写真がありました。常に出るものではありませんし、今日撮ったものに限りますが普通の逆光では出ていませんので、私は気にならない範疇だと感じています。フレアは困りますが、ゴーストは表現の一つかと考えていますので。
なお、フードは装着しています。

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PENTAX K-5 II s,SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art,29.0mm,1/350,f2.0,ISO400 Flickrで見る

遠景も何枚か撮りましたが、絞り込んで撮ると平凡な写りに感じてしまいます。もう少し使い込まないとわからないですが、絞って使うよりもf4.0以下を主戦場にして撮るのがこのレンズを生かすことになるように感じました。
ペンタックス純正レンズは開放がフワッとして絞り込めばキリッとしてくる方向性のものが多いと思ってますので、状況によって使い分けをすることになりそうです。

普通の人が一番気にするであろう大きさと重さですが、開梱時のエントリーに記載したとおり、DA★200を手持ちする私にとって「たいしたことなかった」が感想です。このエントリーを書き終わってから「ああ、そういえば触れてなかったから追記しよう」と思ったぐらいですので。
ただし、疲れてないと言えば嘘になります。相応の大きさと重さですので、これを持って登山とかはおすすめしかねます。